実を言いますと、私、飛行機とかF1とか最先端の英知を結集した物が好きなんです。飛行機の離着陸とかF1の走行なんか延々と見続けられます。どんな人が設計し、どんな人が作り、どんな人が操っているのか、会ったこともないですけど、きっとオーラがすごい人なのでしょうね。
先日、国産ロケットのH3が打ち上がりませんでした。私はいつ見てもカウントダウンはワクワクします。上昇中は無事に飛んでいくかドキドキします。しかし今回はワクワクの最高潮でプシュ~となり、『飛ばないんか~い』と声が出ました。
その後、打ち上げ【中止】なのか、【失敗】なのか、認識問題でゴタゴタがありましたが、私にはひとつ思うことがありました。言い方はさておいて、現実に飛ばなかったのは何故か?新型ロケットなので試行錯誤しているでしょうし、ある程度のトライ&エラーは仕方がないと思います。しかし、開発期間が大幅に伸びていることからも、とても当初の想定通りには進んでいなさそうな印象です。
国産ジェット機MRJも開発期間が大幅に伸び、途中で計画の見直しも入り、結局試作機だけで終わってしまいました。外国も含む政治的な思惑などがあったとしても、やはり想定から大幅に逸脱したのでは?と思います。
もはや、現代日本では最先端技術のものは想定通りには作れなくなってしまった・・・?わざと開発を遅らせるわけはないので、当初、やれると思っていたことがやれなかったのでは?あるいは無理と分かっていながらも大金をかけてやらなければならない理由があるのか?
古くは戦艦大和や零戦を作り、戦後もmade in Japanが世界で名を馳せました。今回のMRJ~H3の流れが物づくり日本の黄色信号でなければ良いのですが・・・。少子化と教育の後退が影響してはいないでしょうか。
義務教育が十分でないため、子どもが学ぶ楽しさや知る機会を失ってはいないでしょうか。教員から『この人数相手に納得できる水準まで教えられない』とか、『子どもが授業に付いてきているかすら把握できない』との声を聞きます。また、『勉強が難しくなってきたし、スピードが速くて追い付かない』という浮かない表情の中学生も知っています。
お互いが『あと一人か二人、教室に先生がいたら…』と思っているわけです。塾に行かないと追い付かない教育では、少子化時代にロケットは飛ばせませんよ。置いてきぼりを放置するのは間違いなく戦力ダウンです。いくらでも交代選手がいる時代はもう終わりました。
人を雑に扱わず、きちんと育てていく社会にシフトチェンジしましょう。少子化をとめ、教育を厚く!!
※ 今年は国産ロケット初号機の打ち上げが相次いで予定されていた。しかし、「宇宙航空研究開発機構」(JAXA)と三菱重工業が当初予定から2年遅れの2月13日に打ち上げる計画だった新型の「H3」は上げられなかった。また、民間の「スペースワン」が小型ロケット「カイロス」の打ち上げを2月末に予定していたが、こちらも今夏に延期している。「Space is Hard(宇宙は厳しい)」―宇宙関係者の共通の言葉だそうだ。
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