天下分け目の合戦に敗れ落ち武者となった私は、統一地方選後半戦の応援に各地へ出かける日々でした。日本共産党、やはりどこの選挙事務所も人手が足りず、世代交代(継承)の停滞を感じさせられました。しかし、諦めてうつむいている人はおらず高齢ながら元気はつらつで、今日より明日を良い社会にしようと活動してきた方々の気合と根性を垣間見た気がしました。
私の選挙も各地から連日の応援をいただいたので、落ち武者、自分の背中に刺さった矢も抜かず応援を頑張りました。結果、応援に行った所は合わせて10人全員が当選できました。各地の選挙を経験出来て大変勉強になったと思います。
今日からは地元でお世話になった方々へお礼に伺わせていただいています。平日という事でなかなか会えませんでしたが、齢90をこえる女性宅へ伺ったところ、その方が私の顔を見るなりポロポロと涙するんです。「残念だったね。私も一生懸命に声をかけたけど結果がついてこなかった。けれど、『間』(次の選挙までのこれから)が大事。気を抜くことなく前を向いてやりなさい」。そう激励されました。
私は申し訳ない気持ちになりました。期待に応えられなかったことの重みを知りました。過去の落ち武者たちも一様に申し訳ないと口にしていますが、それは決して定型文ではなく本当にそう思っていたのだと、じっさいに経験した今は分かります。
どれだけ落選を重ねても挑戦し続ける人の理由も分かった気がします。応援してくれる人がいる限りは力を尽くしていく。そういう世界に足を踏み入れたんだと、あらためて身の引き締まる思いです。今日の方も高齢をおして本当に一生懸命応援してくださいました。
恩返しだと言って立候補をし、恩を返す前にさらに返す恩が増えました。私個人で言えばこれほどの幸せはありませんが、自己完結で終わらせられません。これからも選挙中に訴えてきたことの実現に向けて、より強い鎧を纏って縦横無尽に駆け回りたいと思います!矢の2~3本では倒れません。今後ともよろしくお願いいたします!!