2023年10月3日火曜日

声をあげる勇気こそが愛国心

 10月を目前にした9月26日、首相官邸前でSTOPインボイスの集会が行われました(写真)。過去最高となる50万筆を超える署名が集まったそうです。私も名古屋での集会には参加をしました。



全国でこうして反対の声をあげられて意思表示ができるというのは、本当に民主主義の素晴らしい面だと思います。官邸では署名の受け取りを拒否されたそうですが、普段100筆を集めるのにもヒーヒー言っている身としては、50万筆の重みは計り知れません。

Abemaテレビも「50万筆」に注目して報じました。

https://abema.tv/video/episode/89-44_s0_p317309

今の時代、署名活動や街頭宣伝などをしていると、「前時代的で不気味な活動家だなぁ」なんて思われているかもしれません。しかし、思いをひとつに大勢の人が集まる熱気や団結感は、参加してみるとその意味が感じられます。立場の弱い人でも意見を言えるし、平等を求めることができるし、ひとりではねじ伏せられてしまう相手とも対等に渡り合えます。これは本当に大切なことです。 

力の勝負で全てが決まる世の中では、力なきものは人権もないに等しいでしょう。逆に力があれば何でも出来るし、実際に千年前の日本には

「この世をば我が世とぞ思ふ望月の・・・」

と栄華を極めて一首を詠んだ藤原道長の一族がいました。

私は思うのです。その千年前に生きていた平凡な一個人は幸せだったのかと。誰かが何でも自由にできるという事は、誰かはやりたくないことを無理にやらされていたということではないのかと思います。領主様への年貢よろしく、働けど働けど問答無用で召し上げられ、自由な余暇はそれほどなく人生に希望が持てない・・・、千年前にもあったんじゃないかな?

 あれから千年、日本は基本的人権や民主主義を手にしました。したはずですが、民主主義の根幹である選挙では投票率はあがらず、そこで選ばれた議員は特定の誰かに向けた政策を押し通すばかりです。本来、バランスを取らねばならない政治がその役割を果たせなくなっていては力のない者に幸せは訪れません。取られて、取られて、取られっぱなしなのです。

 ですから、みんなで声をあげる機会が必要なのです。意見表明することで自分たちの存在を認識してもらい譲歩を引き出さないと、いつかみんな滅んでしまいます。今の自分は取られていなくても、取る側はそのうちに襲い掛かってきます。その時に対抗できる制度を守っておかないと誰も助けてくれません。しかし、取られる側が滅びたら、取る側だって滅んでしまいます。それが国の衰退ではないでしょうか?インボイス、消費税、マイナポータル、戦争法、どの問題も構造は同じです。

日本が嫌いなら出ていけとか、反対ばかりして愛国心がない等の声を聞きますが、愛国心があるからこそ声をあげるのです。不幸せな日本人が増えないように、多くの人が希望を持って生活できるように、権力の暴走に対して声をあげていくことは決して反日ではないと思います。愛国精神と権力者のやることを何でも許すことは同じではありません。末永く我が母国の発展を願うなら、みんなが100%の力を発揮できる社会を目指すのが一番の近道だと思います。

 

追記

この世に自分の思い通りにならないものはないと権勢を誇示したとされる「望月の歌」について、先日のある読売新聞に面白い解釈が紹介されていました。長くなりますのでURLだけを貼り付けます。興味のある方はご一読を。

https://www.yomiuri.co.jp/column/japanesehistory/20210628-OYT8T50054/

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